本場喜多方の味を再現
中正紀念堂駅から徒歩5分、南門市場裏手にある「初拉麺」は、日本三大ラーメンの一つに数えられる喜多方ラーメンを台北で味わえる数少ない店だ。
オーナー兼調理長のトーマスさんは、本場・喜多方の味を守り抜く「美濃屋」で修行を積み、豚骨と煮干しで丁寧に引いた出汁とさっぱりした醤油ダレのバランスが決め手の「喜多方ラーメン」(160元)を開発。そこに、しっかりと湯切りした「平打ち熟成多加水麺」を絡め、スッキリとしたスープの中に重厚な出汁の深い旨味を閉じ込めた。
麺は一般のものより水分を多く含み、モチモチして弾力があり、ツルンとしたのど越しが心地よい。ラーメンの上には、自家製チャーシューとメンマ、ネギをトッピング。さらに「替え玉」(20元)でボリューム追加もOK。
ラインナップは沖縄産の塩を使った「塩ラーメン」(180元)や赤味噌ベースの「味噌ラーメン」(250元)も揃える。
絶品チャーシュー丼が
ラーメンを待つ間の一杯には「アサヒビール」(80元)、さらにお供には特製「手作り焼き餃子」(90元/6個)が外せない。豚挽肉に細かく刻んだキャベツとニラ、隠し味にタマネギを投入。肉汁が溢れ出る餃子は、まさに日本のラーメン店で食べたあの味そのものだ。
今回は人気の「チャーシュー丼」をサービス。賽の目に切ったとろけるチャーシューを熱々ご飯にのせ、甘辛ダレとマヨネーズ、ネギを加えてバーナーで炙ると、滴り落ちる肉汁が白米を一層ジューシーに。ひと口食べたら誰もがハマるはずだ。
昨今、豚骨系ラーメン店がひしめき合う台北だが、あっさり醤油ベースの喜多方ラーメンをチャーシュー丼、餃子と合わせて贅沢フルコースといこう。
Info
住所 中正区南昌路一段59巷17號
TEL 02-2395-1175
営業時間 11時半~14時半、17時半~21時(土曜は12時~15時、17時半~21時、ラストオーダー各15分前、日曜休み)
席数 20席
予算 160元~