【特集】早起きして食べたい絶品台湾朝ごはん②

行天宮から徒歩5分ほど、オフィス街の路地裏にあり朝も昼も近隣で働く人々が通い詰める。オープンは今年4月とまだ日が浅く、店内で立ち働くのは総じて年若いスタッフたち。笑顔を絶やさず、「謝謝」や「不好意思」などの声掛けもあってとても感じがいい。
ウリはなんといっても半熟卵を挟んだサンドイッチ。台湾の「三明治(サンミンジー=サンドイッチ)」や「吐司(トゥースー=トースト)」は焼いたパンで具材を挟んでいる。重ねて半分に切り、ウッドボードにのせて提供されると、みるみる卵が溢れ出してくる。「花醤」は「花生醤」、つまりピーナツバターのこと。香ばしい甘さが加わってクセになる。
若者らしく洗練された店内は窓際のカウンター席が居心地◎。コンクリート打ちっ放しの壁と、ところどころに置かれたレトロな雑貨がモダンな雰囲気を醸し出す。

info
住:中山区松江路330巷8號
電:02-2100-1177
営:7時~14時(日曜8時~)
URL:goo.gl/WvcKGG

5.早澤(ザオザー)

中正紀念堂近く、小さなローカル食堂がひしめくエリアからほんの少し小路を入ったところにある、こちらもモダンなサンドイッチ店。サンドイッチを売る朝食店で必ずと言っていいほど一緒に売られている「蛋餅(ダンピン)」は、小麦粉にジャガイモやサツマイモの粉を混ぜたモチモチのクレープで具材を巻いたもの。こちらのお店ではチーズやマッシュポテトの蛋餅が人気だ。
「泥濘」はモッツァレラにチェダーと、チェコ産のチーズの3種を挟んであり、トロトロに融けたチーズがよく伸びる。カトラリー棚に置いてあるソースはケチャップと甘みのある醤油、ピリッと辛い辣椒醤。好みで合わせてアレンジしてみて。

(info)
住:中正区南昌路一段74巷18-2號
電:02-2351-2636
営:7時半~14時(月曜休み)
URL:goo.gl/ayxsCC

6.一甲子餐飲 – 祖師廟焢肉飯、刈包

西門町と龍山寺の中間地点、2010年の台湾映画「モンガに散る」の舞台となった「艋舺清水巌祖師廟」の隣に位置する。
キッチンは屋根の下にあるが、テーブルとイスは歩道に並べてある。座っていればメニューを持ってきてくれるが、もし気づいてもらえない場合は立っていってオーダーしよう。焢肉飯は辛さや肉の脂身の多さも調節可能。辛くしたければ「要辣(ヤオラー)」、脂身を少なめにするには「偏痩(ピエンショウ)」と伝えるとよい。脂身が苦手な人は残してもいいが、皮の弾力はぜひ味わってほしい。一緒に盛られた高菜と豆腐を箸休めに、またキュウリの浅漬けが口の中をさっぱりさせてくれる。前述の映画は日本でも根強いファンが多く、聖地巡礼にやって来る人も。この店はローカル感満点だが、味は絶品なのでついでに隣で朝食を取ればバッチリ。

info
住:萬華区康定路79號
電:02-2311-5241
営:9時~19時(日曜休み)

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