【特集】早起きして食べたい絶品台湾朝ごはん①

台湾に来たら食べなきゃいけないのは小籠包にかき氷?

いえいえ、「朝ごはん」を忘れてはいけません。

ホテルの朝食もいいけれど、ちょっと外へ出ればそこらじゅうに地元民がこよなく愛する朝食のお店がズラリ。

伝統的な定番メニューから若者の行きつけまで、片っ端から食べてみて。

台北市中心部から南へ伸びるMRT「松山新店」線で一路南下、「景美」駅2番出口から徒歩5分ほど。お店のオーニングにアクセスが日本語で書かれている。
毎朝けっこうな人数が並んでいるが、この人たちはほとんどテイクアウト。イートインの場合は並ばずに中へ入り、席を見つけて座ればメニューを渡してくれる。
オススメは絶対に「胡椒餅」! 胡椒餅といえばひき肉の入ったピロシキのようなパンが主流だが、ここでは肉が入っておらず、折り畳んだデニッシュのような形状。ぜひともこれに玉子焼きを挟んだ「胡椒餅夾蛋」にトライしてみてほしい。ふわふわでモチモチのパンと塩の効いた玉子焼き、しっとりとしたフィリングで思わず「もう1個!」と叫びたくなる。

(info)
住:文山区羅斯福路六段142巷255號
電:02-2930-1235
営:4時~11時15分

2.阜杭豆漿(フーハンドウジャン)

1958年創業の老舗かつ行列のできる店として観光客が多く訪れる。ピークの7時~9時半頃にはビルをぐるっと取り巻くほどの大行列になることも。空いている時間帯なら15~20分待ち程度だが、ピークは60分。
観光客の人気店とあって、メニューは日本語版も用意されている。オススメは黒酢にネギ、干しエビ、ザーサイ、パクチー、油條をトッピングした「鹹豆漿」。黒酢の作用で凝固した豆乳がほろほろと柔らかく、豆腐のお粥のような感覚で食べられる。砂糖を入れた「甜豆漿」(30元)にはぜひ揚げパン「油條」(25元)を浸して。油條のほんのり塩味と豆乳の甘さはベストマッチ。

(info)
住:中正区忠孝東路一段108號
電:02-2392-2175
営:5時半~12時半(月曜休み)

3.大喜早餐(ダーシーザオツァン)

最寄りは「永春」駅だが、朝の散歩で「象山」をハイキングした後に立ち寄るにも便利。2人のおばさんがきりきりと立ち働くこの店では、ニラをたっぷり餃子のように包んだパン「韮菜盒子」、それから毎朝仕込む自家製の豆乳がおいしい。
焼餅や韮菜盒子は、ドラム缶を改造した窯で焼く。近所に住む常連らしき人々は黙って焼けたのを勝手に取ったり、「盒子」とだけ伝えてどっかり座ったり、おばさんたちとはツーカーの仲のようだ。目まぐるしく動きながらも、新顔にはニコニコと愛想よく話しかけてくれるのもうれしい。

info
住:信義區虎林街263號
営:6時半~12時

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