史上最大の大規模リコール投票 24+1人全否決で民進党に打撃

立法院で多数の議席を占める野党・国民党議員24人と新竹市長への解職請求を問う投票が 7月26日(土)に行われたが、反対票が上回り不成立となった。賛成票が成立に必要な票数を上回ったケースもあったが、反対票がこれを上回った。
@聯合新聞網

リコール運動は政党ではなく民間団体が主導し、与党・民進党も全面支援。台北では5選挙区で若者を中心とする市民の草の根活動が展開されたが、国民党の地盤や組織動員力に阻まれる形となった。
標的となった国民党にとっては「党存亡の危機」とも言える状況。署名偽造疑惑などの不祥事で出足が遅れたが、徐々に危機感を強め、蒋萬安・台北市長や韓国瑜・立法院長ら党の中核が続々と積極的に反罷免を呼びかけた。
国民党は組織結束を強める契機となり、民進党にとっては議席構成を有利に転じるチャンスを逸し打撃に。構造的な保守優位が浮き彫りとなり、市民運動の成果と限界が改めて問われる形となった。
今後、8月23日(土)にも国民党議員7人の罷免投票が再び予定されている。

(7月30日)

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