新北市土城区で7月7日(月)午前、姉妹が路上で刃物による襲撃を受け死亡する事件が発生した。加害者は姉の夫で、犯行後に車で南へ逃走、同日午後に彰化県内の派出所に出頭した。
@自由時報
土城警察署によると男は40歳代で、妻に対するDV歴があった。妻は5月に緊急保護令を申請、6月に正式に発令されたが、7月5日(土)に男が妻の自宅で物を壊して再び口論となり、保護令に含まれる接近禁止命令違反で送検され、6日(日)に釈放されていた。
男はこの日、妻が妹と共にバイクで外出したところを車で尾行。2人をはねた後車を降り、包丁で2人を執拗に切りつけた後、車で逃走した。姉妹は病院に搬送されたが、いずれも死亡が確認された。警察では動機などの詳細を聴取中で、男を殺人容疑で送検する見通し。
事件当日の午前には、新北地方法院が保護令延長について審理を予定していたが、その直前の惨劇だった。
男は動機について「保護令が出てから娘に会わせてもらえなかった」と話し、心神喪失を訴えているという。
(7月8日)