台中市政府が北西部の「大安媽祖園区」に媽祖の台座を建設、来年にも運営を始めるとして近頃業者の招致に着手したことがわかった。
同市観光旅游局によると、媽祖の台座は市政府が5年の時間と予算6億2900万元を投じて建設。しかしながら台座の上に肝心の「媽祖像」はなく、市議会の定例会でも「媽祖像建設予算は創出できない」との結論に至った。市議会議員の中には「このままでは運営に名乗りを上げる企業も出てこず、廃墟(蚊子館)と化してしまうのでは」と危惧する声もある。
市政府では台湾媽祖聯誼会と交渉し、民間から石材の提供などを募る方針で検討しているという。
(6月11日)