財政部国税局が、レシートのクラウド保存を促進する目的で行ったプロモーション活動で、高額賞品の当選者が重複していたことが発覚。抽選の公正性を疑問視する声が寄せられている。
プロモーションは今年6月から9月にかけて行われ、専用ページに登録後、レシートをクラウドアプリに10枚保存すると抽選に参加できる。抽選は3回に分けて行われ、1回目でiPhone15proやOASIS製浄水器、GIANT自転車など高額賞品に当選した人が2回目、3回目でもiPad、MacBook Pro、Dyson掃除機などに当選していた。
これについて疑問を呈したインフルエンサーはAIを使用し複数回当選する確率を探ったところ、4人が複数回当選する確率が非常に低いことをコメント。ネット上では抽選の過程で不正があった可能性があるとして疑惑が膨らんでいる。
なお国税局は、抽選の過程はすべて合法的に行われ「積極的な参加者が当選する確率が高くなるのは当然」と回答した。
(10月30日)