花蓮地方検察署は5月8日(水)、2021年に花蓮縣内で発生した鉄道事故の犠牲者のものとみられる遺骨や遺留品が新たに発見されたことを明らかにした。
今回見つかったのは遺骨の一部35カ所分と遺品14点。DNA照合の結果、遺骨は犠牲者11名のものとわかった。しかし遺骨の多くはごく小さく、DNA抽出により残らないものもあり、8名分のみ遺族に返還されるという。
検察によると今年2月末、台鐵社員と遺族が事故のあったトンネルを訪れた際、遺骨と遺留品の一部を発見。報告を受けた検察が3月、鉄道運行のない深夜時間帯の正式調査に着手した。遺骨はいずれもごく小さく、最大で10cm程度の骨片だったという。
(5月8日)