マレーシア留学生の暴行殺害 犯人の男、更生不能で死刑判決

一昨年の11月、台南市でマレーシア籍の女子大学生が暴行のうえ殺害された件で、一審の高雄市橋頭地方法院は3月18日(金)、犯人の男に強制性交、殺人などの罪で死刑判決を言い渡した。

被害者は24歳で、台南市の長栄大学に留学中の2020年10月、帰宅途中を男に襲われた。男は車で被害者を拉致した後、ロープなどで拘束。強制的に性交に及び、被害者は心臓の空気塞栓症を起こし窒息死した。

審理中、男は殺害事実を認めたものの、殺意はなかったとして過失致死を主張。また警察が犯人を特定する前に殺害を自ら自白し自首要件を満たしていると訴えていた。これに対し検察は監視カメラの映像などから犯人の車両ナンバーを割り出し、住居付近で男を待ち伏せし聴取を行ったところ、男が殺害と遺体遺棄を自白したため、自首要件には当たらないとした。

裁判官は男に反省の意がみられず、また医療鑑定や犯行後の態度から更生の可能性がないとして死刑を言い渡した。

(3月21日)

 圖/自由時報  圖/自由時報

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