信義区の工事現場で地盤沈下 大きな陥没穴、住民9名が避難

5月13日(土)15時過ぎ、台北市信義区の建設現場で道路の陥没が発生。停車中のバイク2台と自転車1台が穴に呑み込まれた。けが人はなかった。

現場は建築物の新規建設中で、台北市政府は通報を受け直ちに近隣住民を避難させ、非常線を設置、建設工事の即時停止を求めた。現場では漏水もみられ、消防局が指揮を執り、現場の処理に当たった。

近隣住民によると、同日通りすがりに道路に小さな亀裂が入っているのを見つけたが、午後14時頃に再び通ると、道路が沈下していた。また別の住民は当時「バン、バン」と大きな音に驚き、道路に小さな穴が空いているのを見たが、家を出ていくと穴が大きくなり、陥没していたという。

市政府によると避難した住民は9人。いずれも近隣の宿泊施設に入り、7日間を目処に1日当たり1600元の補助金を給付した。

都市発展局は建設会社に対し、地層状況や陥没穴と地盤の安定性、陥没地点の地質改良工事、近隣建築物の安全性などの調査を命じ、問題がないと判断されれば住民が帰宅できるとした。
(5月15日)

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