世界的な鶏卵価格高騰続く 台湾で1個6.4元を記録

ウクライナ戦争の影響でトウモロコシなど飼料の価格が上昇し、世界各地で鶏卵が高騰している。

圖/自由時報

台湾では2022年1月以降、鶏卵の卸値が徐々に上昇し、1台斤(600g)当たり44元から7月には52元となり、史上最高値を記録。農業委員会や台北市の鶏卵商業組合、養鶏場らは毎日、鶏卵の価格を共同で公布。これによると今年1月3日(火)の鶏卵価格は1台斤当たり50元、10個入りパックが64元、1個当たりの平均値は6.4元となった。

一方、アメリカも同様にウクライナ戦争による飼料高騰のほか、鳥インフルエンザの流行により鶏のほかアヒルや七面鳥5780羽が死に、うち採卵鶏が4300羽を占め鶏卵の値上げを余儀なくされた。また日本も22年10月から鶏インフルが広がり、今年1月には54カ所の養鶏場で感染を確認。家禽類775万羽を殺処分したが、このまま収束しなければ20~21年の殺処分数987万羽を超える見込みという。

なお日本での鶏卵価格は1個平均5.3元で、台湾の価格を下回っている。

(1月5日)

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