新北市三峡区の「大豹溪」で9月11日(日)、台風による鉄砲水が発生し、河畔でバーベキューを楽しんでいた行楽客らが避難した。
同日は台風12号の影響により、台湾の多くの地域が悪天候に見舞われた。一方で同日は中秋節連休とあって、屋外でバーベキューを計画する人々が悪天候を押して外出。大豹溪の沿岸に設置されたバーベキュー場にはおよそ130人が訪れたが、午前11時頃、天候がさらに悪化し退避勧告が発令された。
しかし警告を受けバーベキュー用品などを持ち帰ろうとその場に留まる人や、一度高台に避難したものの持ち物を取りに戻ろうとする人も少なくなく、隊員は人命を優先し持ち物を諦めるよう説得。時間が経つにつれ川はさらに増水し、沿岸のテントやコンロ、テーブルなどが川に流された。この様子を撮影した動画がSNSで公開されると( bit.ly/3BJND47 )、コメント欄には「ゴミの大量投棄だ」「天気が荒れるとわかっていてなぜ行ったのか」「逃げる前に満腹になろうとしているのか」といった批判が溢れた。
(9月12日)