清明節の連休を控え、台北市衛生局はこのたび、伝統的な祭祀用食品の安全市場調査を実施。この結果、「米血糕」に使われるピーナッツ粉から発がん性のある黄麴毒素「アフラトキシン」、豆干(半乾燥豆腐)から殺菌剤の過酸化水素が検出された。
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今回の調査では、祭祀用食品49種品を抽出し検査。ピーナッツ粉や豆干のほか、潤餅の皮、豆モヤシ、菓子類、ビーガン向け代替肉、ゼリーなどが含まれる。
発がん性のあるアフラトキシンが検出されたのは、萬華区や内湖区の食品店で販売する「米血糕」や南港区の「潤餅」店で使用されているピーナッツ粉。過酸化水素が検出されたのは同じく内湖区の素食店と中山区錦州街にある食堂の細切り豆干だった。そのほか萬華区の食品雑貨店で販売される切干大根入り草餅「蘿蔔絲草仔粿」は、包装に賞味期限の記載がなく規定違反とされた。
今回の検査で基準を満たさなかった割合は10.2%。衛生局は該当店に対し違反食品の即時回収と販売中止を命じ、仕入れ経路などの調査を進めている。
(3月31日)