人気ユーチューバーCM 演出が差別助長と批判

 「カルフール(家楽福)」スーパーの中元節CMで、人気ユーチューバーの阿翰がベトナム人女性を演じる様が差別を助長するとして「台湾越裔総会」が異議を申し立てたことを受け、スーパー側は同CMの放映を中止した。
 
 阿翰は花蓮出身の28歳で、2017年頃から映像を製作。ベトナム女性「阮月嬌」のほか、日本人司会者「宮森先生」、オタク少女「澟月」など様々なキャラクターを演じ、人気を呼んでいる。
 
 今回問題視されたのは「阮月嬌」が話す中国語の発音やアクセントで、同総会の陳凰鳳・会長によると、多数の団体から抗議署名が寄せられており、移民が社会や習慣に溶け込む努力をしてもこうしたアクセントで差別のレッテルを貼られると批判した。
 
 阿翰はこれを受け直ちに書面で声明を発表、批判を受け入れ、謝罪している。
 
(8月9日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 桃園市北区の高校で11月7日(木)、規則を破り携帯電話を所持していた学生に対し、担任教師が暴力で制圧…
  2. 台北MRT板南線で11月8日(金)夜、運行中の車両内に刃物を持った女が乗客の男性に切りかかり、男性が…
  3. 今年第25号となる台風「ウサギ(天兎)」が11月12日(火)深夜太平洋上に発生し、22号「インシン(…
PAGE TOP