桃園市長の民進党公認候補 台湾大の修士論文に盗作発覚

 新竹市の林智堅・前市長が大学院在学中に執筆した修士論文の盗用が疑われている件で、同大学は8月9日(火)、盗用を確認し林氏の学位を取り消すことを明らかにした。
 
 林智堅・前市長は2014年から2期に渡り新竹市長を務め、今年11月の統一地方選では、民進党の公認候補として桃園市長選への出馬を表明している。
 
 論文の盗用を巡っては7月末、国民党の王鴻薇・市議が林氏の中華大学と台湾大学修士論文が盗作であると指摘。これに対し中華大学の指導教授が林氏の論文は他者との共同研究によるもので、同名の論文は存在するが妥当であるとして疑惑を否認。
 
 一方台湾大学では審査委員会を設置。調査の結果、2つの論文に重大かつ重複した剽窃がみられるとして、林氏の学位取り消しを決定。林氏は記者会見を開き、自身の潔白を訴えるとともに王市議の訴追はネガティブキャンペーンに過ぎないと主張している。
 
(8月10日)

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