コロナ保険初の不正受領事件 保険会社勤務、文書偽造で

彰化縣に住む37歳の保険セールスマンの男が、新型コロナウイルス感染を装い保険金を騙し取ったとして、彰化地方検察署は7月11日(月)男を詐欺などの罪で起訴猶予とし、6~20万元の公庫納付を命じた。

男は職業柄、保険の補償請求手続きなどを熟知。衛生局の隔離通知書を偽造し保険会社2社に送付、補償金計12万元を不正に取得していた。

地検署によると今年1月と3月、台湾産物保険公司台中分公司は男の感染、隔離に関する情報について衛生局に照合を請求。衛生局では該当する資料が見当たらず、文書の偽造と不正請求が発覚した。衛生局が警察に通報し、保険会社も支払いを拒否。また衛生局からの通報を受け検察では捜査本部を設置し調査したところ、男は姉や同僚とその家族、友人など6人に同様の手口を伝授し、保険金の不正受領に成功していたことがわかった。

検察では6人の取り調べを行い、保険金を返納させるとともに6~20万元の公庫納付により起訴猶予とした。

(7月12日)

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