現・衛生部長と中央流行感染症指揮センターの指揮官を兼任する陳時中氏が、今年11月に行われる統一地方選(九合一選挙)で、民進党から台北市長候補として出馬することがわかった。民進党選挙管理委員会が7月10日(日)に陳氏の擁立を発表した。
陳氏は立法委員を務めた経験はなく、歯科医出身で総統府の国策顧問を担当し2017年より現職に就き、2020年からはコロナ対策本部を率いている。陳氏は「責任を担っていく。防疫でも、選挙でも同じ」との声明を発表、意気込みを見せている。
台北市長選には、野党・国民党から第3代総統の蔣経国氏を祖父に持つ蔣萬安氏、現職の黄珊珊・副市長も参選。また民進党からは元交通部長の林佳龍氏が新北市長選に出馬する。
なお陳氏は15日(金)で指揮官の職を退き、選挙活動に専念する。陳氏の後継は未定だが、薛瑞元・衛福部次長が有力とされる。
(7月13日)