8歳の少女の親権を巡り、イタリア人男性と台湾人女性が争っていた件で、台北地方法院は3月18日(金)、男性が保有していた親権の執行を一時的に停止する判決を下した。
少女はイタリアで生まれ育ち、両親の破局により母親に伴われ3年前に訪台。しかし父親が親権を得たことで再びイタリアへ渡ることとなったが、台湾での生活を希望する旨の手紙を総統宛に綴っていた。
しかし男性によると3年前、少女の母親と破局すると母親が突然娘を連れ台湾に帰国。男性は娘を取り戻すため訪台し、台北地方法院は14日(月)娘を父親に引き渡す旨の判決を下していたが、18日(金)にこれを一転させ父親の親権執行を停止させた。
父親は判決を「一方の主張のみが通っている」として「台湾の法律に失望した」と訴えつつ22日(火)、単身で帰国した。
(3月23日)