桃園国際空港の関係者らの間で発生した新型コロナウイルスのクラスターを受け、中央流行感染症指揮センターは1月10日(月)、長距離国際便で台湾に到着した渡航者に対し、空港到着時の検査で陰性判定が出るまでの移動を規制するなど水際対策の強化を発表した。
これまで空港を中心に発生したクラスターについて、隔離用ホテルへの輸送を行うタクシーのドライバーや駐車場の清掃員、空港内整備員などの感染を確認。さらにその家族や知人・友人にも飛び火し、中壢にある電子部品工場で5人が感染、同工場は11日(火)より操業を停止した。13日(木)正午までにこの関係で50人の感染が判明している。
長距離便の対象について、同センターの陳時中・指揮官は「アメリカなど遠方」と説明。旅客は到着後、入国前にPCR検査を受け、陰性判定が出た場合隔離施設への移動が可能。陽性の場合はそのまま医療機関へ移送される。
(1月13日)