圖/柯文哲FB
政府がアストラゼネカ(AZ)社から購入し11月6日(土)夜、台湾に到着した新型コロナウイルス感染予防ワクチンの使用期限が、30日(火)までだったことが発覚。中央流行感染症指揮センターの陳時中・衛福部長は8日(月)、現在同ワクチンの2回目接種を待機している人数と在庫を考慮し購入を決定したと説明した。
今回到着したAZ製ワクチンは59万4000回分。陳部長によるとAZ社は当初同じく30日に期限切れとなる160万回分の購入を求めていたが、現在の同ワクチンの接種待機人数108万人、在庫状況を照らし合わせた結果であり、過剰ではないとしている。
これに対し柯文哲・台北市長とその妻で医師の陳佩琪は、期限切れ間近のワクチンを使用する理由に疑問を呈した。さらに「ワクチンを全世界で奪い合う状況の中、接種量に基づき購入した」と説明した同センター莊人祥・報道官を「IQが70しかない」などと嘲ったことで、柯市長の態度や考え方に対する批判も現れるなど事態は混乱している。
(11月9日)