新北市三重区にある私立幼稚園で、今年5月、教師の園児に対する虐待案件が摘発された件で、園側が園児の保護者らに対し正式な謝罪や説明会を行っていないことについて保護者らが怒り不満を訴えていることがわかった。
同園はバイリンガル教育を実践しており、業界では有名な教育機関として知られる。今年5月、教員が児童に対し叩いたり、ブリッジの姿勢で40分以上放置したりするなど体罰を加えていたほか、カッターナイフで脅すといった不当な対応が報告された。
これを受け新北市政府は当該教員に60万元の過料と即時解雇、終身就業を禁じたほか、園側に対し新規入園募集の停止を命じると共に、保護者説明会の開催を要求。しかし同園は内部で謝罪動画を撮影し教育局に提出したのみで、説明会を行わなかった。
また教育局の調べによると同園では教員と生徒の比率が適切でなく、また教員資格のない者を雇用し保育業務に当たらせていたなど過失が発覚し、責任者に12万6000元の過料が課されている。
(8月28日)