新北市に住む会計士の女が、30年間勤めた会社の資産を横領していた件で、会社の所有する工場用地と、会社資産2億元の名義を自身のものに移していたほか4600元を投資。同社は会計士を相手取り訴訟を起こした。
調べによると同社はウォーターサーバーを製造していたが、数年前にアメリカの会社が同社を権利侵害で告訴。敗訴し資産の没収を恐れた董事長は、会計士からの提案で会社や工場の名義を会計士に移すなど偽装工作をした。ところが同社が裁判で勝訴、財産は危機を免れたものの、会計士が工場の財産権登記の返還を拒否。董事長は長年の関係性を鑑み、むやみに告発をせず説得する形で工場を販売し、金銭での返還を求めたという。
(5月12日)