交通部観光局はこの度、国際旅行の可能性について2021年の第4四半期を目途とする予測を発表した。まずは香港やマカオ、ベトナム、ニュージーランドに加え、日本や韓国などから出入国を開放していく見込み。
観光局によると、新型コロナウイルスによる国境封鎖から9カ月が経ち、今年から来年にかけての旅行市場はすべて国内をターゲットとする方針。政府は国内旅行を奨励する補助政策を施行し、台湾人の出国、海外旅行習慣からの転換を図っている。7月から給付している個人旅行補助は80億元にのぼり、のべ1725万人が利用、観光収入は635億元。
2021年第4四半期からは飛行時間が3~4時間程度の近隣に位置する、感染リスクが中~低レベルの国を対象に国境を開く。対象国については専門家の意見を得て決定されるが、それぞれ香港、マカオ、タイ、ベトナム、シンガポール、日本、韓国を基本とし、その他については意見が割れており、状況を見てさらなる検討を重ねる。
(11月2日)