新竹市馬偕医院で1月21日(火)、中国の武漢市を中心に流行している新型肺炎の疑いのある患者が入院していることがわかった。
同日早朝、緊急外来前に、新型肺炎の疑いのある患者がいるため、入室時はマスクを着用するよう呼び掛ける旨が掲示された。同市衛生局長によると、同院から疾病管理署への届け出はまだ出ていないが、新型肺炎の疑いがあるということで隔離のうえ規定通りの治療を行い、検体を検査に回しているという。この患者は武漢市を訪れ、4日間ほど滞在。帰台後に発熱などの症状を発し、緊急隔離された。
武漢市を発症源とする新型肺炎ウイルスは猛威を振るい、中国からの帰国者など海外諸国でも症例が見つかっている。中国ではすでに218例が見つかっており、武漢市では198例。うち25人が退院しているが、死亡者は累計で4人にのぼる。
(1月21日)