台湾農業委員会によると、近頃、台湾国内でバナナの価格が低迷し、生産農家の収入に影響を及ぼしていることがわかった。
今年1月時点での販売価格は1kg当たり100元と高値で取引されていたが、生産過多となり十数元まで落ち込んでいる。台湾では昨年の台風「梅姫」により南部のバナナ生産地が打撃を受け、今年上半期の供給量が減少。そのため取引価格も高騰していたが、今年は台風も少なく、また高温に恵まれ生産量が盛り返し、例年より24%増となった。しかしながら味や食感など品質が例年に比べ落ちるとして価格が下がり続けている。
(10月18日)