林口の病院で22人集団離職 経営側と真っ向から対立に

 

新北市林口区にある「長庚医院」に勤める医師・看護師22人による集団離職から1週間が経った7月5日(水)、離職希望者数がさらに増え、40人に達する可能性があることがわかった。免職処分を言い渡された同院救急部主任が語った。

主任は同院に30年勤務したベテランで、もう1人の医師とともに離職の口火を切った人物で、7月に定年を控えていた中での免職処分に「筋が通らない」と怒りを表明。同院幹部は救急部門の赤字が続いていることから、医師の人手不足への対策を軽視しており、医師らは「尊重されていない」との思いを抱くようになったと説明している。

同院では6月29日(木)、医師・看護師22人が離職届を提出。国外にいた経営者は報告を受け直ちに帰台、全員と面談し慰留を申し出た。その後〝首謀〟とされた主任ら6人を免職処分としたが、正式な法的措置に則っていないとして撤回している。

台湾一の救急患者数を誇る同院に対し、外部では医療水準の低下を心配する声も聞かれた。しかしながら経営側は、人的リソースは十分であり、心配は不要と断言。

(7月5日)

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