信義飲食店の集団食中毒事件 店長・調理師など過失致死疑い

台北市信義区のベジタリアン料理店で発生した集団食中毒事件について、台北市政府は4月2日(火)記者会見を開催。この席上で蒋萬安・市長は3月24日に現場で採取した検体から、ボンクレキン酸が検出されたことを明らかにした。
@自由時報

市長の説明によると、衛生局は24日、同店の包丁やまな板など調理器具、調理師の手指などから検体を採取。台湾大学法医研究所にて分析作業を行ったところ、4月1日(月)夜にボンクレキン酸の陽性反応が確認された。

ボンクレキン酸は強い毒性を持ち、肝臓や腎臓に重篤な症状をもたらし、感染した場合の致死率は30~100%。2015年にはアフリカで75人が死亡、20年には中国で一家9人が死亡する集団食中毒事件を引き起こしている。

なお衛生福利部によると、ボンクレキン酸がどのように生成されたか、食品が汚染された経緯などについては調査中。なお同店の責任者、店長、調理師の計3人が食安法違反と過失致死罪などの疑いで取り調べを受けている。

(4月2日)

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