台北市大同区の「寧夏夜市」が29日(火)夜、営業を再開。様子を見に行った近隣住民が撮影した写真が拡散され、批判の声が集中している。
寧夏夜市の営業再開は、柯文哲・台北市長が28日(火)、萬華区の南側エリアを除く市場・夜市に対し、営業許可の申請を受け付けるとともに、警戒態勢の「微解除」として寧夏夜市の営業開始を許可。夜市の入り口にはスタッフが立ち、実名登録及び入場人数を規制したうえで、テイクアウトのみ、着席スペースは設けずに営業した。
住民が撮影した写真によると、夜市を訪れた人々はマスクを着用、スタッフもソーシャルディスタンス保持を呼び掛けているものの、一部の屋台には少数ではありながら並ぶ人が見え、距離は保たれていなかった。
屋台経営者らは「飢えて死ぬか、コロナで死ぬか」といった状態だとコメントしている。
(6月30日)