桃園の詐欺グループ拠点を摘発 60人以上に虐待、監禁、薬物投与

 台北市士林地方検察署は11月3日(木)、桃園市中壢区の詐欺グループを摘発。警察は犯人の男8人を逮捕、うち1人は未成年で士林地方法院少年法廷へ贈られた。またグループに拘束されていた58人を救出したが、ほか3人はすでに殺害され遺体を遺棄されていたことがわかった。
 
 調べによるとこの男らは詐欺と暴力による〝強制収容所〟を形成。高収入の求人などで人を集め銀行口座を略奪、今回救出された58人を含む被害者を監禁し虐待、パニックを抑制するため違法薬物を投与した。また死亡が確認された3人の男女のうち1人は、虐待に耐え兼ね窓ガラスを破り監禁されていた建物から転落、2人は持病の糖尿病により亡くなっていた。
 
 なお新北市警は5日(土)、グループ幹部の女35歳、通称〝茶董〟を、7日(月)には同じく幹部の男30歳、通称〝蝦董〟を逮捕したが、いまだグループを仕切る主犯は見つかっていない。
 
(11月8日)

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