台北市環境保護局は市内の大型量販店に対し、無作為抽出による空気の品質検査を実施。その結果、カルフール天母店、北投店及びコストコ内湖店の3カ所の店内にて、基準値を上回る二酸化炭素濃度が検出された。
調査は病院や映画館、スポーツジムを含む325カ所で実施。うち50カ所が量販店だった。3店に対し同局は期間を定めた上での改善を要求。また屋内空気品質検査に不合格である旨の掲示を義務付けた。期間内に改善が見られない場合は5万~25万元の罰金処分となる。
同局では、大型量販店や百貨店など多くの人が出入りする施設において二酸化炭素濃度の上昇が起きる原因を人口密度と換気設備にあると指摘。換気設備を増強し、店内の来店者数管理も徹底するよう指示している。
二酸化炭素濃度の上昇は呼吸困難や頭痛、傾眠など意識障害、反射の減退、倦怠感などの症状を引き起こすという。
(3月20日)