LGBTQ(性的マイノリティ)の法的・社会的権利確立を求める街頭パレードが10月27日(土)、台北市の総統府前を起点に行われた。
主催者発表によると、16回目となる今年の参加者数は13万7000人で昨年の12万3000人を上回り、過去最多。世界第6位、アジア最大のプライドパレードとして知られる。
台湾では昨年5月、最高司法機関である司法院大法官会議が同性婚の権利を認め、2年以内の法改正を求めた。しかしながら反対の声も強く、賛成派、反対派双方が同性婚やLGBTQに関する学校教育の是非などを巡り国民投票を提案、11月24日(土)には5項目の投票が実施される。主催団体らは18歳以上の投票権を持つ国民に対し積極的な参加を呼び掛けた。また台湾におけるLGBTQ運動の先駆者である祁家威氏は今回の国民投票で問われる5項目中3つはLGBTQにとって不利益であると強調した。
(10月31日)