悪ふざけで殺虫剤に着火し火災 カルフール全焼、賠償3.9億元

 大手スーパー「カルフール(家楽福)」桃園市中壢区中原店で2023年12月3日未明、来店客の男(22)が悪ふざけで殺虫剤スプレーにライターで着火し火災を発生させた事件で、桃園地方法院は8月18日(火)、保険会社8社への代位弁済として、男に3億9827万8708元の賠償を命じる判決を言い渡した。


@三立新聞網

 事件当日の深夜、男は友人2人を伴い来店。地下1階の日用品売り場で「殺虫剤は燃える」との話で盛り上がり、男が可燃性溶剤入りの殺虫剤スプレーにライターで着火。噴射口から火柱が上がったことに驚いた男らはスプレー缶をそのまま棚に戻しその場を離れたが、残り火が周囲の殺虫剤に次々と引火。爆発が連鎖し、数分で店内は火の海となった。建物の一部が損傷し、店は一時休業に追い込まれた。

 保険会社側は火災保険に基づき店側に賠償額を全額補償した後、債権譲渡を受けて男に賠償を請求。審理に男が出廷せず答弁書も提出しなかったため、法院は事実関係を認めたものとみなし、請求全額の支払いを命じた。

 法律専門家は、控訴には裁判費用として約481万元を用意する必要があり、賠償を逃れるのは難しいとの見方を示している。今後は男名義の財産や給与が差し押さえの対象となる可能性があり、収入が得られれば毎月給与の3分の1が返済に充てられる見通しだという。
(8月18日)

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