行政院原子能委員会の謝暁星・主任委員は4月21日(水)、福島原発の処理水について「飲用には適さない」との見解を発表した。日本の麻生副総理が「飲める」と発言したことに対するもの。
麻生福総理は16日(金)の会見で、処理水を水で薄めることにより、処理水に含まれる放射性物質トリチウム濃度をWTOの定める飲料水基準以下まで下げてから放出するとの決定を受け「飲めるんじゃないですか。普通の話」と発言。謝主任委員はこれに対し「我々には我々の考え方があり、飲むのには適さないと考える」とし、改めて遺憾と反対の意思を示し「核排水と聞いて飲みたいと思うか」と反問した。
(4月21日)