嘉義縣、記録的豪雨で深刻な水害 台風と西南気流で連鎖的被害

台湾南部では記録的な豪雨に見舞われ、嘉義縣で 7月26日(土)以降、土砂崩れや洪水などの被害が相次いで発生。住民生活と地域産業に甚大な影響を与えている。
@ETtoday

台風 4号「ダナス(丹娜絲)」の接近による強風と降雨、さらにその後も続いた西南気流による大量の水蒸気が南部各地に豪雨をもたらした。28日(月)午後、朴子市では排水路が決壊し、周辺地域で急激な浸水が発生。近隣の養豚場では2m近い深さまで水が押し寄せ、約3500頭の豚が溺死するという壊滅的な被害が出た。現場では豚がパニック状態となり、作業員が重機や土嚢を使い応急的な処置を施したが、大半の豚を救出するには至らなかった。
卓栄泰・行政院長は30日(水)被災地を視察。住民の女性が涙ながらに「家が台風で壊れ、今度は水害。もうどうすればいいのかわからない」と訴えると、「すぐに対応策を講じる。もう少し辛抱を」と語り、寄り添う姿勢を示した。

(7月30日)

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