疾病管制署は1月2日(火)、前週の台湾における新型コロナウイルス感染の重症件数が360例にのぼり、死者は38例だったことを発表した。これを受け、同署は3日(水)以降午前7時~22時半まで、桃園国際空港にてスクリーニング検査キットを配布するとした。
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検査キットは空港第1・2ターミナルの出発・到着両ロビー内4カ所に設置。出発客と到着客ともに1人当たり1箱を受け取ることができる。
同署主任によると、近頃台湾を含む世界各地で新型コロナ感染数が増加。合併症や死亡リスクも高まっているという。
過去4週間の感染者のうち52%に新型変異株「JN.1」を検出。これは既存の免疫から逃れる性質が強く、WHO世界保健機関は昨年12月、同株を「注目すべき変異ウイルス」に指定している。一方で入院や重症化のリスクが高くなっているとの報告はない。
(1月3日)