新北市永和区の民家で9月5日(月)、男性のバラバラ死体が発見され、警察は男性の兄が殺害した疑いがあるとして捜索。翌6日(火)午後、台北市中正区の公館駅付近で男性の兄を逮捕した。兄は弟の殺害を認め「金を返さなかったため」と供述している。
警察によると被害者の男性は54歳で、学生時代の同級生が先月末から連絡が取れないとして5日(月)午後に通報。17時頃、警察が同級生とともに自宅を訪れたところ、遺体を発見した。遺体は両手と右足が切り離され持ち去られており、身体と左足はすでに黒ずんで死後5日以上が経過していたとみられる。翌6日(火)、被害者の2番目と5番目の兄が現場で「招魂」を行ったとほぼ同時刻、警察は台北市中正区の公館駅付近で犯人を逮捕した。
この兄弟を含む一家はミャンマーからの移民で、7人の子どもたちが毎月各3000元を支出し母親の世話をしていたが、昨年母親が死亡した後は加害者と被害者の2人暮らしで、金銭問題を巡りしばしばもめていたという。
(9月7日)