新型コロナウイルスの感染拡大を受け、台北・新北市の両市長は2月11日(金)からの新学期を前に「校内で1人でも感染者が発生すれば全校生徒の登校を停止する」との方針を示していることについて、中央流行感染症指揮センターの陳時中・指揮官は9日(水)、「少々厳格すぎる」と発言した。
同センターでは校内での感染事例発生について、クラス内に感染者が出た場合そのクラスを14日間登校停止とする方針。全校でこれを実施し、検査、再検査などを行っていけば授業の進行などに差し障り、学生の教育を受ける権利に配慮が必要とした。
また陳時中氏の台北市長選への出馬について様々な噂が飛び交う中、陳氏は7日(月)出馬に対し否定はしないといった態度を示した。同日行われたTV番組のインタビューで、民進党内で氏を台北市長に推す声が高まっていることについて意見を求められ「コロナの感染状況が収まるまでほかのことは考えられない」としつつも、「出口が見えたら考える」と発言した。
(2月9日)