素朴さがクセに
台北の「日系ラーメン」=「濃厚豚骨スープ」の常識を覆すかのごとく、あっさりスープの「喜多方ラーメン」で勝負する「初拉麵&煎餃」。
今はなき台北の人気クラブ「ROOM18」で10年間バーテンダーを務めた若きオーナーThomasさんが、結婚を機にラーメン業界へ足を踏み入れたのは3年前。これまで台北で唯一の喜多方ラーメン店であった「美濃屋」にて修行を積み、2017年7月に台北で2店舗目となる喜多方ラーメン店を誕生させた。
看板メニューはもちろん「喜多方ラーメン」(160元)。豚骨と煮干しを8時間じっくり煮込んで完成する奥深い味わいのスープは、日本人と台湾人向けで異なる味加減に調整してくれる。実際に福島の喜多方へ足を運び本場の味を知るオーナーの舌に狂いはない。
さっぱりした中にもコクが感じられ、飽きのこないスープには、手打ちで弾力のある平麺がよく合う。また特製ダレが染み込み、ほどよい口どけのチャーシューがスッキリとしたスープにさりげなく主張してくる。オーナーが厳選した黒豚のバラ肉を使用して作られる自家製チャーシューは+60元で追加も可能だ。
もっちりとした皮を破れば肉汁がたっぷり溢れ出る「手作り餃子」(90元/6個)はぜひ合わせてオーダーしたい。
1周年を記念して
7月22日(日)で1歳の誕生日を迎える「初拉麵」では、周年キャンペーンを実施。同店のFacebookにチェックインすると、4人以上なら「喜多方ラーメン」を、2~3人には「餃子」、1人で来店の場合は「餃子ハーフ」または「40元の小皿料理」をサービスする。どこか懐かしい、シンプルなラーメン。ここ台北で喜多方ラーメンの真髄に触れよう。
Info
住所 中正区南昌路一段59巷17號
TEL 02-2395-1175
営業時間 11時半~14時、17時半~21時(土曜は12時半~15時、17時半~21時、日曜休み)
席数 20席
予算 160元~