台中市神岡区に住む台湾人実業家の男性が、1月21日(木)中国から帰台した後、隔離期間中に7回に渡り外出していたことがわかった。台中市衛生局は25日(月)、この男性に対し罰金100万元を科すほか、強制的に集中検疫所へ移送、1日当たり1000元の補償金は受け取れず1日3000元を自己負担とすることを決めた。
また法務部行政執行署は同日、隔離規定などを遵守せず違反行為があったにも関わらず罰金を納付しないなど悪質なケースがあった場合、財産に対し強制執行を行うことを発表。対象者として前述の男性のほか、新北市三峽区のスーパーで22日(金)午後、マスクをせず入店し店員の注意警告も聞き入れず店内を歩き回った男性客などの例を挙げた。同署では近頃、国内感染例と、旧正月に際し帰省する人のいずれも増加していることを受け、各自が予防規定を遵守しなければならないとして管理を強化するとした。
一方、隔離ホテル利用者からは設備の不備など不満の声も聞かれる。
(1月25日)