台北市大安区の「台湾大学」にて、9月24日(日)に行われた中国のテレビ番組「中国新歌聲」のライブイベントにて、同大学の学生らが抗議行動を行い、イベントが中止されるという出来事があった。
同番組は中国の浙江衛星テレビ局が放送する人気オーディション番組で、2012年より放送を開始。また15年以降、台湾で25回のライブイベントを行っており、うち21回は学校敷地内で催された。今回は台湾大学のグラウンドにて企画、19日(火)より準備のため学生によるグラウンドの利用を中止していた。
学生らは、本来学術的利用に寄与するべき空間が、商業的利益のために校内活動を妨げられることなどを主張。また騒ぎに乗じて裏門から侵入した61歳の男が警棒で学生4人を殴打、負傷させる事件が発生。学生らはいずれも軽傷で、病院にて治療を受けた後退院している。警察はすでに男の身柄を確保。
(9月26日)