今年3月、台湾大学の修士課程に合格した男性のシステム記録が6月に「入学辞退」に書き換えられ、学籍を喪失。男性は第三者が改ざんしたとして警察に被害届を提出した。
@聯合新聞網
男性によると、3月25日午前、自宅で第1志望専攻の合格を確認。すぐにオンラインで入学手続きを済ませ、4月には教授から正式に所属研究室が認められた。ところが6月2日夜、同級生から「入学手続きサイトで『辞退』となっている」との連絡を受け、翌3日朝に台湾大学の教務処を訪問。対応した職員によれば、5月23日午後に誰かが男性の個人情報でログインし、「入学辞退」の操作を行っていたという。
男性は不正アクセスの可能性を訴え「情報セキュリティの不備で資格を失った。大学側は補償と再発防止策を講じてほしい」と訴えたが、教務処は「本人が辞退したことになっており、学生身分が存在しないため対応できない」と回答。男性はその足で派出所を訪れ、被害届を提出。警察は大学側から当該アクセスのIPアドレスなどログイン記録を提供し、調査を進めている。
(6月11日)