1月21日(火)0時17分、台湾南部の嘉義縣大埔郷を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生、震源近くの最大震度は6弱を観測したほか、台湾全土で揺れが観測された。その後も台南市を中心に複数回の余震が続き、建物の倒壊や負傷者が報告されている。
@太報
被害状況としては、台南市楠西区で民家数棟が倒壊し、住民らが一時閉じ込められたが救急隊らの救助により脱出。中には生後1カ月の乳児がいたが、負傷はあったものの命に別状はないという。
@中央気象署
@自由時報
今回の地震発生に際し、およそ1分ほど前に中央気象署と地震警報システムが迅速な警報を発信。一方で政府予算の削減案により、気象署や防災部門の予算が削られることが決定した矢先の地震発生とあって、予算の見直しを求める声が再び挙がっている。専門家は「地震発生時の迅速な対応には十分な予算確保が不可欠」と訴え、予算削減が防災能力に影響を及ぼす可能性を指摘している。
(1月23日)