実力派ピアニスト自死 不遇の状況に悩みか

国際コンクールの入賞歴を持つ台湾のピアニスト・楊堤安氏が8月21日(水)、SNSにて「最後のライブ」としピアノを演奏した後、新北市内の自宅マンションから飛び降り死亡した。

楊氏は昨年のGASCA国際音楽コンクール入賞の実力派。ネット上に流出した遺書によると、近年右手を負傷したほか、演奏の仕事の報酬不払いなど経済的負担があったとみられる。

最後に演奏されたのはリストの「愛の夢」で、視聴者らは楊氏の異変に気付き通報、一方で一部の視聴者が「早く飛び降りろ」「どうせできない」など辛辣なコメントを残していた。

(8月27日)

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