スターラックス乗客302人 遅延により空港内で一夜明かす

スターラックス(星宇)航空の5月6日(土)成田―台北JX803便及び801便の乗客302名が、強風の影響により成田空港で夜を明かした。

同日803便は16時10分発を予定していたが、強風のため名古屋空港に着陸、成田への到着が遅れ欠航となった。また振替で用意された代替便の機体に異常が見つかり検査を実施。検査を終え19時頃乗客を搭乗させたが、横風の影響で成田の離着陸便の多くが待機状態で、同便乗務員の勤務時間超過を招いた。このため台北からパイロット2名を緊急手配し23時発としたが、空港規定により23時~早朝6時の離着陸が禁じられたため、乗客らに寝袋を配布し待合室で待機させた。

乗客によると出発が遅れただけでなく19時これに際し、同社の張国煒・董事長が手土産持参で現場に向かい、乗客に直接謝罪。同乗客らは翌7日(日)の午前、午後便に分かれ帰国した。

なおこの影響で6日(土)台北発LA行きが24時間の遅延。搭乗手続きを済ませ離陸予定の33分前に告知されたとして乗客らが不満を訴えた。
(5月10日)

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