桃園市で18日間に渡りたびたび目撃されていたヒヒが、3月27日(月)、市農業局による捕獲作業中に猟銃で撃たれ死亡した。遺体は台北市動物園に送られ検死される予定。
ヒヒは死後の検査により新竹縣のテーマパーク「六福村」内の動物園区で飼育しているものと同種のアヌビスヒヒであることが判明。しかし同園から逃走したか、密輸され私的に飼育されていたかについては不明としている。
ヒヒは高い攻撃性をもつとして、農業局では捕獲行動を展開。同日午後の目撃情報を受け現場に派遣されたハンターが猟銃でヒヒを撃ち殺した。これに対し殺す必要があったか、射殺を指示または容認したか、さらに農業局員が死亡したヒヒと記念撮影を行っていたことなどに批判が集中。農業局では搬送前のヒヒの遺体を箱に入れて布で覆い、陳冠義・局長らが献花を行った。
ハンターは六福村に手配されたと話しているが、同園は否定。警察ではハンターを取り調べ、指揮系統や依頼者を突き止める方針。
(3月29日)