解熱鎮痛剤「普拿疼」が品不足 中国での新型コロナ流行受け

 中央流行感染症指揮センターの王必勝・指揮官は12月19日(月)、解熱鎮痛剤の「パナドール(普拿疼)」を買い求める人が増加し、メーカーに供給を急ぐよう要請したことを発表した。
 
 「パナドール」はアセトアミノフェン錠薬で、新型コロナウイルス感染による発熱などの治療薬として効果が期待される。供給不足については、近頃中国でゼロコロナ政策が廃止され感染が拡大、解熱剤などが品不足となっていることを受け、台湾から薬を送る人が増加しているためとみられる。
 
 王指揮官によると、先週時点での「パナドール」の備蓄量は約5400万錠でおよそ2.7か月分。指揮官は同薬のほかにも同成分の治療薬が市販されていることに言及し、他社製品の購入を呼び掛けた。
 
 また中山医学大学病院の医師は、この機会に乗じた買い占めや転売を防ぐため、購入規制を敷くべきとの意見を寄せている。
 
(12月20日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 問台湾人の同僚が「おばさんが来たから体調がよくない」と言っていました。家庭の事情が複雑なのかな、と…
  2. 新北市永和区で4月15日(月)、私立専門学校に通う外国籍の男子学生が川で溺死する事故が発生した。…
  3. 2026年に行われる台湾の統一地方選を前に、主要6都市の市長に対する好感度調査データが発表され、高雄…
PAGE TOP