幼児向け商品を販売するブランドが、近頃Facebookページにて「キッズモデル」の公開オーディション開催を告知。子どもの写真や名前などを募集したところ、権利侵害リスクを忠告するユーザーが現れた。
同ブランドではオーディションに際し、子どもの写真と名前、身長、体重、撮影地、子どものSNSアカウントなどの掲載を指示。選抜されれば高画質でレタッチ付きの撮影を無料で提供するとした。
これに対し一部のユーザーが、子どもの権利侵害を忠告。ページ管理者は「父母には子どもの写真を掲載する権利がある」「子どものために記念を残すことの何が悪い?」と反撃した。
これについて衛生福利部保護服務司や児童福利聯盟は、親は子どもを承認されたいという欲求を持つが、こうした心理を悪用される可能性を示唆。キッズモデルといえども一種の労働であり、15歳以下の労働に関しては許可が必要であること、写真が転用される可能性などを指摘し、警戒を呼び掛けている。
(9月2日)