服役中の財物返還 検察が押収品を紛失で

違法薬物の原料を販売した罪で服役していた男性が、5年前に出所し服役前に押収された財物の一部紛失が発覚し国家賠償を求めていた件で、再考法院はこの度検察の過失を認め6万4000元の賠償を命じた。

男性は2005年、エフェドリンを輸入し違法薬物の製造グループに転売。検察は男性宅を捜索し所有物の一部を押収した。一審で無期懲役、二審でこれを覆し8年6月の懲役刑が確定し、男性は不法所得と認定された163万元を没収され、そのほかは検察によって保管されることとなった。

しかし男性が5年前に釈放され、所有物の返還を求めたところ、高級漢方薬の原料となる香木で作られた仏像103体の入った箱が紛失。男性は賠償を求め訴えていた。

(8月4日)

圖/自由時報

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