集団感染があったのは新北市内南部の私立幼稚園で、7日(火)までに教師1人と園児15人の感染が発覚。さらに8日(水)には7人の感染が確認され、同日時点で計23人となった。またうち10人から、感染力の強い変異型デルタ株を検出。侯市長は7日(火)夜の時点で、デルタ株が検出されれば店内利用を休止する方針を示していた。
また新北市中和区の小学校でも7日(火)、学生1人の感染が発覚。同校では消毒や検査のため3日間の休校を決めた。
なお集団感染があった幼稚園では、エジプト人の親を持つ児童がおり、この親が近頃エジプトから帰国したため感染源となった疑いがあるが、感染発覚時のCT値は約38と高く、感染力は非常に低いとされる。
なおこの影響で新北市内の学校16校が休校を決めた。
(9月9日)
※CT値…threshold cycle、PCR反応で検出する際に陽性と判断したときの増幅サイクル数。Ct値が高いと、ウイルス量は少なく感染力も低く、Ct値が低いと、ウイルス量が多く感染力も高い。なおCT値32以上の場合感染力はほぼないとされる。