ネットショップで販売されている塩漬けの卵黄から、近頃発がん性のある着色料「スーダンレッド」が検出され、雲林縣地方検察署は縣内の鴨卵生産業の男を詐欺罪で公訴した。
摘発されたのは、ネット上で菓子や製菓材料などを販売する「采棠肴鮮餅鋪」。調べによると男は販売促進を図り、卵黄の赤味を強めるため飼料に着色料を添加し家禽に与えていた。しかしながら現行の食品安全法では今回のケースに該当する処罰がなく、行政的処罰のみとなる。人体の健康を害する事例であるとして、食安法の見直しが提言されている。
また台北市衛生局は5月21日(月)、夜市内の店舗の衛生状況を評定・表示する「食品安全微笑標章」を施行。これは台湾全土の夜市における食品安全基準認定となり、金・銀の2段階で評定する。2年間有効、定期的に無作為の抽出検査を実施するという。
(5月24日)